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文庫東京裏路地“懐”食紀行 (ちくま文庫)
筑摩書房 

[ ⇒ Amazon.co.jp ]
価格:¥798
出版日:2006-02
セールスランク:216461
文庫

通常24時間以内に発送
著者:ブラボー川上, 藤木 TDC
出版:筑摩書房
(ASIN:4480421815, ISBN:4480421815, EAN/JAN:9784480421814)
カスタマーレビュー:評価平均:4.0(全レビュー数:1)
 評価:4土地のDNA (2006-03-22)
 あとがきにこうある。「最近はレトロブームやら70年代ブームで、“昭和の時代”がやたら見直されたりもてはやされたりしている。だがそれが平成のファクターを通したアンティーク的なニセモノなのがよく分かる」。著者とは同年代なんだけど、同じように世の中見てる輩もいるんだなぁって、勇気凛々になった。近所にレトロ居酒屋があって、表に店内のBGMを流してるんだけど、昭和って括りで、「同期の桜」のあとに「インターナショナル」、そのあとに唱歌、裕次郎、四畳半フォークがかかったりするその脈絡のなさに辟易する。「昭和」を弄ぶなよって。最近はそんな“時代一緒くたにしてシャッフル”みたいな、i-pod的というか、ポストモダンの成れの果てというか、そういうものばかりが跋扈してて、ほんと悲しくてやりきれない。
 この本を読んで浮かんだのは「土地のDNA」って言葉だ。僕もこの本に紹介されてる池袋・美久仁小路の「ふくろ」や有楽町・丸三横丁の「銀楽」「ミルクワンタン鳥藤」、五反田ガード下「宝亭」、渋谷・百軒店、大井町・東小路なんかはテリトリーなんだけど、やっぱ吸い寄せられちゃうっていうか、居心地がいいんだよねぇ。この本を読んで、その要因が「闇市の記憶」「土地のDNA」なんだってことが理解できたんですが。なぜその店を選ぶかって言うと、箆棒に安いってのが第一要因で、手前のどうにかなる銭の範疇で一杯呑る、一皿摘まむってのが楽しみな訳だけど。それと、この本にもあるように「1人でブラッと飲みに入れる雰囲気」、これも大切。店に縛られたくないから、常連ばっかりで閉鎖的な店はパス!
 これ、全然ガイド本じゃないんだけど、気になるお店がいっぱいあったので、気が向いたら1人ふらっと出かけてみたいなぁと思った(平日、会社休んで賭博場もいい)。
 戦犯の奴等に「なんでそこまで好意的?」ってところだけが、ちょっといやだったな。

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