1話が2ページほどの短いコラムが100本近く。 いずれも「酒」にまつわる「小咄」のようなエッセイだ。 文章は軽妙洒脱。 思わず吹き出したり、なんだかじわっときたり…… なぎら健壱のアルバムでも聴きながら読むと なおいっそう味わいが増す。 心にずしんと残る本ではないが、 一服の清涼剤のような読後感を持った本である。
飲み友達の同僚から貸し付けられ、読了。 そおいやあ朝日新聞連載中から時々、切抜きを回してくれてたっけ。何より、1回分が短いのがイイ。1話2〜3頁でなんと88話(多分)収録! 寝る前に5話位ずつ読んで行った。酒飲みなら、殆どの話に「あ〜、そういう事あんだろ〜なあ」って相槌を打つこと請け合い。巻末近くには、飲酒には関係ないエピソードもあったようだが、そこに辿り付く頃には、あなたはすっかり「なぎら節」の虜になっていて、そんなのかんけーねー、でしょう。 就寝前の「肩のこらない読み物」としてベストでしょう。
これって、新聞の朝刊に毎週連載されていたときから 楽しみに読んでいました 単行本化が待ち遠しくって予約して買いました あたしはそれほど酒呑みではないし(?) 呑んでももっぱらビールだけだし 自宅やキャンプ場、仲間と泊まった宿ばかりで お店で呑むことは滅多にないから ここに書かれているような酒の味わい方や楽しみ方とは まぁ無縁なのですが、それでも面白く読めます それはつまり、なぎらサンが「酒」を描いているのではなく 「人」を語っているからに他なりません あぁあ、あのおじさん酔っ払っちゃってしょうがないなぁ と言ってる自分も同類、という立ち位置にいるのが この人のキャラクターなんでしょう もちろんこの人の観察眼は鋭いものがあります いろんな角度から、時には冷静に、辛らつにものを見ている けれども、出てくる文章は優しく温かい愛情に包まれています 「よっ、ご同輩」 下町人情の世界をカントリーミュージックに乗せて歌えるという この稀有な味わいを持った人が、あたしは大好きです